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夏休み!小学生ワークショップ

「1000年後のプラスチック動物あらわる!」〜未来動物出現〜

《動く要塞!! くらら23号》2009 プラスチック
過去2回のアートプロジェクトでは、児童館に通う小学生と作家が協同作業を通して作品制作を行なってきましたが、今回は吉島にある2つの小学校(吉島小学校、吉島東小学校)にて小学生自身のワークショップ形式の作品制作を開催出来る運びとなりました。ファシリテーターは、広島市立大学芸術学部在籍のアートディレクターを目指す梶木淳子が行ないます。

7/29に開催された吉島東小学校でのワークショップ風景

1.開催概要

本ワークショップでは、小学生が日常から出たプラスチックゴミを即興的に組み合わせて、プラスチック動物をつくります。命を吹き込まれたその生物は、吉島地区で開催される展覧会「いざ、船内探険!吉宝丸」展(9/5〜23)にて、展示される予定です。

●吉島小学校
日時:2009年8月5日(水)
会場:吉島小学校
参加小学生:小学4年生〜6年生(20名程度)

背戸川和宏くん「プロペラくん」

藤元恵太くん「うちゅう望遠鏡」

2.目的

21世紀を生きるわたしたちにとってのプラスチックは、家電製品、食品のパッケージの包装材料など、ありふれた日用品であり、その多くは日常のサイクルの中で価値が失われゴミとなっていきます。そして、環境問題が見直される現代、成分を分解するのに1000年以上もかかり廃棄後の処理が行いにくいプラスチックは、環境破壊を引き起こす原因の一つとも考えられています。
今回のワークショップでは、価値を失いゴミとなったプラスチックの迷惑な1000年の寿命を、動物の命に見立てます。まっさらな視点を持つ子どもたちと、新しい感性を模索する芸術学部の学生が、お互いに影響を受け合いながら行う共同制作です。1000年生きる未来の動物たちから垣間見ることのできる1000年後の未来。私たちは、21世紀の環境問題を見据えた、新たな文化の創造者の育成を目指します。

3.ファシリテーター

梶木淳子(かじきじゅんこ)

1988年広島生まれ。広島市立大学芸術学部現代表現領域3年。主なグループ展に「JAMM GROUP EXHIBITION“wa”」(AINA HAINA、広島、2009)。同大学『全ての世代に亘る生涯学習への取り組み』の一環として開催されている、キッズキャンパス2008にスタッフとして参加。ワークショップなど、ライブ感を味わいながら人と関わって制作することに興味がある。広島県在住。

特別協賛:株式会社フレスタ