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トーク&シンポジウム

開催日時:9月19日(土)13:00開始

会場:広島市吉島公民館 大集会室 定員:120名(当日先着順、参加費無料)


トーク

「企画リーダー岩崎貴宏が語る吉宝丸」
13:00〜13:50
講師:岩崎 貴宏(広島アートプロジェクト企画リーダー)

「広島アートプロジェクト2009」の企画リーダーである岩崎貴宏が「吉宝丸」展を紹介します。「旧中工場アートプロジェクト2007」で好評を博した「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展を企画担当し、旧中工場を展示空間に一変させた岩崎は、今回、吉島を宝の船にたとえ、企画を吉島全域に展開しました。そのプロジェクトの全貌を語ります。


シンポジウム

「持続可能なアートを育てる」
14:00〜17:00

パネリスト:細淵 太麻紀(BankART1929/PHスタジオ)、木ノ下 智恵子(大阪大学コミュニケーションデザイン・センター特任講師)、山出 淳也(NPO法人BEPPU PROJECT代表理事/アーティスト)、野田 恒雄(no.d+a代表/TRAVELERS PROJECT主宰)、柳 幸典(広島アートプロジェクトディレクター)
モデレーター:加治屋 健司(広島市立大学芸術学部准教授)

広島における持続可能なアートによる地域振興の可能性を考えるために、まちの活性化に取り組む専門家を外部から迎えてシンポジウムを行います。日本各地で継続的に行われている芸術活動の事例を検討し、今後の広島の都市形成を担う広島の市民や学生と問題を共有することで、広島の文化芸術活動を一層持続的なものにするための有効的な手段について考察したいと考えています。
本シンポジウムは、平成21年度文化庁「文化芸術による創造のまち」支援事業の一つとして開催されます。

講師・パネリスト・モデレーター

講師

岩崎 貴宏(いわさき たかひろ)

1975年広島生まれ。05年エジンバラ・カレッジ・オブ・アート大学院修了。2007年度の旧中工場アートプロジェクト「ゴミがアートになる!超高品質なホコリ」展を企画担当。主なグループ展に08年「日常の喜び」(水戸芸術館現代美術センター、茨城)、「六本木クロッシング2007 未来への脈動」(森美術館、東京)。また今年度9月開催の第10回リヨンビエンナーレ「日常のスペクタクル」にも参加。

パネリスト

細淵 太麻紀

1971年埼玉県川越市生まれ。横浜在住。多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業後、1996年よりアーティスト・建築家などからなるチームPHスタジオのメンバーとして様々なプロジェクトに参加。広島のダムに沈む町を舞台にした『船をつくる話』は長年深く関わった代表作。2004年、横浜の歴史的建造物などを芸術文化に実験活用するプロジェクト「BankART1929」の立ち上げに関わり、以降、企画制作・運営全般に携わる。編著に『PHスタジオ 1984-2002』『BankART Life』『美食同源』『アートイニシアティブ リレーする構造』など。

木ノ下 智恵子

1971年大分県生まれ、尼崎市在住。神戸芸術工科大学大学院修了。1996年〜2005年神戸アートビレッジセンター美術プロデューサー(06年より非常勤)。06年より現職。他に芸術系大学非常勤講師、雑誌等への執筆など。専門はアートプロデュース、事業企画制作など。主な事業・活動に「島袋道浩展」、「新開地アートストリート2002-2005」、「中之島コミュニケーションカフェ」(アートエリアB1)。「湊町アンダーグラウンドプロジェクト」、『NAMURA ART MEETING '04-'34』、『水都大阪2009「ヤノベケンジプロジェクト」』などがある。

山出 淳也

NPO法人BEPPU PROJECT代表理事、アーティスト。1970年大分生まれ。PS1インターナショナルスタジオプログラム参加(2000-01)。文化庁在外研修員としてパリに滞在(2002-04)。主な展覧会として「台北ビエンナーレ」台北市立美術館(2000-01)、「GIFT OF HOPE」東京都現代美術館(2000-01)、「Exposition collective」Palais de Tokyo、パリ(2002)など多数。帰国後、地域や多様な団体との連携による国際展開催を目指して、2005年にBEPPU PROJECTを立ち上げ現在にいたる。平成20年度 芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞(芸術振興部門)。

野田 恒雄

no.d+a(number of design and architecture)代表、TRAVELERS PROJECT主宰。1981年京都生まれ。本籍滋賀、福岡市在住。1級建築士。東京都立大学工学部建築学科(小泉雅生研究室)卒業。東京都学生卒計コンクール2003芦原太郎賞。(株)青木茂建築工房勤務を経て、2005年no.d+a設立。同年TRAVELERS PROJECT立ち上げ。建物再生デザイン、運営、店舗や展覧会のディレクション、などを行う。

柳 幸典

1959年福岡生まれ。美術家、広島市立大学芸術学部准教授。米国イエール大学大学院を修了し、国内外で多くの国際展に招待される。1993年の第45 回ベニスビエンナーレ、アペルト部門にて受賞する。近年、岡山の産業遺跡の島をアートにより再生する「犬島アートプロジェクト」に取り組み、2008年第一期「精錬所」が完成する。現在、2010年「瀬戸内国際芸術祭」に向けて「犬島アートプロジェクト」第二期を準備中。2007年より、広島湾岸にある吉島を舞台とした広島アートプロジェクトのディレクターを担う。

モデレーター

加治屋 健司

広島市立大学芸術学部准教授、広島アートプロジェクト実行委員会執行委員、日本美術オーラル・ヒストリー・アーカイヴ代表。1971年千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程、ニューヨーク大学大学院美術研究所博士課程、スミソニアンアメリカ美術館研究員を経て現職。近現代美術史を研究。共著に『旧中工場アートプロジェクト』(2007)、『広島アートプロジェクト2008』(2009)、『アートイニシアティブ リレーする構造』(2009)、『マーク・ロスコ』(2009)、『Count 10 Before You Say Asia』(2009)など。広島在住。